日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
症例報告
Rhabdoid featureを呈したS状結腸未分化癌の1例
馬場 洋一郎内山 智子濱田 賢司石原 禎子田中 宏樹磯野 功明齋藤 知規向 克巳村田 哲也味岡 洋一
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2014 年 111 巻 7 号 p. 1384-1390

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抄録

45歳女性.持続する腹痛にて当院入院となり,精査の結果,S状結腸に全周狭窄をともなう4型病変が認められた.鉗子生検と腹水細胞診により低分化型癌と診断され,外科的切除が行われた.術後,急速な腹水増加と全身状態の悪化により,症状出現後6週間で死亡した.剖検を含む組織学的検討において,本症例は予後不良で高悪性度病変である極めてまれな,rhabdoid featureを呈する大腸未分化癌であることが確認された.

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© 2014 (一財) 日本消化器病学会
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